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2023/02/11 この10年で一番良かった本。

中野信子さんの「サイコパス」という本を2016年に読みました。

もうなんていうか目から鱗がポロポロ・・・。

それまで自分の頭で考えても考えても分からなかったことのいくつかに明快な回答が得られました。

サイコパスっていうのは平たく言うと人間のクズという呼び名が相応しいようなタイプの人の事です。

日本語に直すと「反社会性人格障害」という病気です。

人を傷つけたり騙したりすることで快楽得るタイプの最低野郎です。

先天性で生まれつきのものですので治りません。

そもそもそういう輩は人を傷つけるのが楽しくてたまらないので自分から治療しようという気にもならないんだそうです。

世の中に存在するクズ野郎どもがどうしてクズなのか?

クズ野郎どもはどうして人の神経逆撫でするような酷い事ばっか言ったりやったりするのか?

一体やつらの思考回路はどうなっているのか?

そういう疑問が読み進めていくとどんどん解消していきます。

もちろんこの本では名指しされていませんが、ひろゆき、ホリエモン、橋本徹とかみたいのがいわゆる勝ち組サイコパスなんだろうなと私は読み終わって思いました。

そしてほとんどの名もなきサイコパスは職場や教室の迷惑な人として我々と同じ日常を生きているんですね。

ブラック企業のブラック上司とか、小中学校のいじめグループの首謀者とか。

そのほんの一部が連続殺人とか猟奇殺人とかいじめ被害者の中学生の自殺とかでニュースに出ちゃう人なんです。

被害者が一番辛いですが周りのひとも大変ですよね。

私も学生時代経験あるのでわかります。

ホントにヤバい人が3人ほどいました。

メチャメチャ嫌な思いしました。

まぁ私のは昔の事なんでどうでもいいですが現在進行形の人はすごく大変だろうなと思います。

サイコパスというのは統計によると100人に1人程度存在するらしいです。

私見ですが、人種や文化的背景などの違いもあるでしょうし日本人には少なく、欧米、中国にたくさんいる感じがします。

小中学校でいうと3クラスに1人は確実にいる感じですね。

みなさんの子供時代にもとなりのクラスとかに居たんじゃないでしょうか?

あいつやべーわ、絶対近づいちゃイカンやつだわってのが。

そういう人達のヤバい部分がどうヤバいのかが最近の脳科学の飛躍的発展で明らかになってきました。

具体的にはfMRI(磁気共鳴機能画像法)といういわゆるデカイ病院にあるCTスキャンみたいなやつの性能が上がったことによって、生きている人間の脳の活動状態をリアルタイムで調べられるようになったことが挙げられます。

外国の研究でヤバイ犯罪者の脳の活動状態を実際にスキャンして調べたんですね。

すると前頭前野の眼窩前頭全皮質という部分の働きが悪い、他にも海馬の大きさが左右対称じゃないとかの特徴があることが分かりました。

そこへ向かう血管の形成不全かもしくはその部位自体が小さいとかの一種の奇形なんでしょうね。

前頭前野というのは脳の中でも最も高度な思考や創造性などを司る部分です。

IQが高い人は勝ち組サイコパスとして大金を稼いだりしますが人間性の部分がもともとバカになっているので自分の快楽の追求以外には興味を示しません。

人間性の源である理性、共感、同情、良心などが生まれつき存在しない人がいるんです。

100人に1人ぐらい。

これは怖い事です。

人間の姿をしていても人間の思考をしない生物がいるんです。

例えるならば放牧されている羊の群れの中に羊そっくりな狼が潜んでいるようなものです。

彼らは自分の脳の機能不全を成長の過程で上手く隠す術を身に着けているんでしょうね。

なので一見すると普通に見えることが多いようです。

ただ付き合っていくにつれて以下のようなことがだんだんわかってきます。

表面的には口が達者で魅力的。

平気でうそをつく。

罪悪感が無い。

目的のためなら手段を選ばない。

ひたすら自己中心的。

反省しない。

他人を操ろうとする。

ひたすら刺激を求める。

こんな特徴が挙げられます。

なんかテレビとかネットにいるお騒がせ人ってこんなヤツばっかですよねw

ひろゆきとかホリエモンとかへずまりゅうとかまんまじゃんw

なんかサイコパスの見本みたいな人達がいますよねぇ。勉強になりますね。

もし身の回りに居たら絶対に近づかないようにしましょう。

人を傷つけたり騙したりすることで快楽を得るタイプの最悪のクズです。

職場や教室にいたら出来るだけ距離をおきましょう。

逃げられるならすぐに逃げたほうがいいです。

ヤバいときは転職も不登校もアリです。

被害者になって傷ついたり死んでしまったりするよりは逃げたほうが絶対マシです。

職場も学校も他の場所にたくさんありますがあなたという人間はこの世の中にたったひとりしかいません。

自分を大切にしましょう。

それではまた。